保育園の人気のカリキュラムは?年間カリキュラムの作り方も紹介

保育園の人気のカリキュラムは?年間カリキュラムの作り方も紹介

保育園は、子どもたちをただ預かる場所だけではなく、子どもたちが心身ともに健やかに育つための場所となっています。保育園に通う子どもたちは、毎日多くの時間を園で過ごし、さまざまな体験をすることでしょう。そのため、保育園が提供するカリキュラムが、子どもたちが成長する上でも重要な役割を果たします。

そこで今回は、保育園のカリキュラムについて、年間カリキュラムの作り方や人気のカリキュラムなどを紹介します。さらに、注目を集めているモンテッソーリメソッドについても触れながら、保育園におけるカリキュラムの重要性について考えていきましょう。

そもそもカリキュラムとは?

保育園におけるカリキュラムとは、どういったものかをまずは知っておきましょう。

保育園においてカリキュラムとは、子どもたちが健やかに成長するために、保育士たちが提供するさまざまな活動やプログラムのことです。具体的には、遊びや食事、お昼寝をはじめ体操や音楽などの時間において、保育士が子どもたちに提供する指導内容が挙げられます。

カリキュラムは、保育園に通う子どもたちの年齢や発達に応じて、計画を立てて実施していきます。そして、成長に合わせたカリキュラムを提供することで、保育園に通う子どもたちの健やかな発達が期待できます。

なので、保育園においてカリキュラムは、子どもたちの成長を促すためにも重要な役割を持っていると言えるでしょう。

年間カリキュラムの作り方

慣れていないと難しく感じる保育園のカリキュラムづくりですが、教育の計画表とも言える部分なのでしっかり作っていきましょう。ここではカリキュラムを作るポイントを順を追って紹介していきます。

年間カリキュラムの作り方①年間カレンダーを作る

まずは、保育園のカレンダーに合わせて、年間カレンダーを作りましょう。その上で、季節や行事、イベント、学習テーマなどを決め、年間のスケジュールを作成します。

年間カリキュラムの作り方②目標を設定する

保育園の理念や目的、方針に基づいて、どのような子どもたちを育てたいのかを明確にし、それに合わせて目標を設定しましょう。目標を明確にすることで、保育士たちはどのようなプログラムを提供するべきかを明確にすることができます。

年間カリキュラムの作り方③月ごとのテーマを決める

月ごとのテーマを決めることで、保育士たちはプログラムを提供する際の方向性を決定することができます。例えば、春は自然に親しむテーマを、夏は水遊びや野外活動を、秋は収穫や食育を、冬はクリスマスやお正月など季節や行事に沿ったテーマを設定してみましょう。

年間カリキュラムの作り方④週ごとの活動を計画する

月ごとのテーマに合わせて、週ごとにどのような活動を行うかを計画します。例えば、月のテーマが「自然」であれば、週ごとに自然の中で遊ぶ、自然から学ぶ、自然を保護するなどのプログラムを提供することができます。

年間カリキュラムの作り方⑤日々のプログラムを組み立てる

週ごとのプログラムに合わせて、具体的な日々のプログラムを組み立てます。例えば、朝の集まり、お昼寝、おやつ、帰りの時間などに、それぞれどのようなプログラムを行うかを決めましょう。また、日々のプログラムは子どもたちの発達段階や興味関心に合わせて、適切に調整することが必要です。

年間カリキュラムの作り方⑥評価と改善

年間カリキュラムを実施する中で、子どもたちの反応や保育士たちの感想を取り入れ、定期的に評価を行うことが大切です。また、評価の結果に基づいて、改善を行うことで、より質の高いプログラムを提供することができます。

保育園で人気のカリキュラムを紹介

保育園で人気のカリキュラムはどのようなものがあるのでしょうか。

いろんな園が取り入れているカリキュラムを見てみると、下記3つのカリキュラムを実施している保育園が多いようです。

  • 体操(運動系)
  • 英語
  • リトミック

他にも、書道や美術関係、スイミング、勉強系などさまざまなカリキュラムが存在します。

それでは、人気のカリキュラムの3つについて、特徴や期待できる効果も紹介します。

保育園で人気のカリキュラム:体操

体操では、体を動かすことを中心に取り組み、運動量が多くなることが特徴です。身体能力を向上させるために基本となる「走る・跳ぶ・投げる」などを遊びを通じて教えていきます。

体操によって運動能力を向上させることで、基礎体力の向上や姿勢の改善などが期待できます。

保育園で人気のカリキュラム:英語

英語を身近に感じられるような、歌やゲーム、絵本などを使って取り組みます。保育園によって、ネイティブの先生を呼び英語の時間を設けるところもあるそうです。

定期的に英語に触れることで、異文化に対しての考え方のギャップが減ったり、コミュニケーション能力が向上したり、将来的にも役に立つでしょう。

保育園で人気のカリキュラム:リトミック

音楽に合わせ、リズミカルな動きをするプログラムです。0歳から始めることができるので、乳幼児クラスから取り入れている保育園も多くあります。わらべうたを使ったり、楽器を使ったり、リズム感や音楽性を養えます。

音楽を用いた運動なので、運動能力の向上にも期待でき、集中力やコミュニケーション能力の育成にも役立ちます。

モンテッソーリメソッドも注目されている

最近では、モンテッソーリメソッドをカリキュラムに取り入れる保育園も増えてきました。親からも注目度の高い教育法で、SNSやメディアで取り上げられることも多いので、気になっている人も多いと思います。

モンテッソーリメソッドは、子どもたちが自らの力で学び、自己成長を促す教育方法です。子どもたちには、自由に使える学習器具や教材を用意し、自分がやりたいものを選択することができます。子どもたちは自由に選択できるため、年齢や学力に関係なく、自分のペースで学ぶ力を自然に身につけていくのです。

モンテッソーリメソッドのメリットは、

  • 自立心を育む
  • 想像力や思考力を育む
  • 自己学習を促す
  • 社会性の発達

などが挙げられます。

モンテッソーリメソッドを取り入れた環境で育った子どもたちは、自己肯定感が高く、主体的に学ぶことができるようになると期待されています。

まとめ

保育園のカリキュラムには、年齢や発達段階に合わせた教育内容を盛り込み、計画を作っていきます。子どもたちが豊かな体験や学びを通じて健やかに成長できるよう、カリキュラムをしっかりと準備することは大事な仕事の一つです。

カリキュラムの中でも人気である、体操や英語、リトミックなど園の特色に合うプログラムを取り入れるのもおすすめです。また、モンテッソーリメソッドのような注目度の高いカリキュラムを取り入れるのもいいでしょう。

保育園のカリキュラムは、子どもたちが成長するための基盤を作るものでもありますので、しっかりと作っていくようにしましょう。

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