保育園のホームページは、保護者にとって情報収集や保育園選びの参考となります。そのため、保護者からの信頼や安心感を得るためにも、どのようなWebデザインを作っていくかも重要なポイントです。
今回は、保育園のホームページを作成する際に必要なWebデザインのポイントと、載せるべき情報について紹介していきます。
保育園のホームページのWebデザインのポイント
保育園のホームページをデザインするにあたって、どんなポイントがあるのかを紹介します。
必要なポイントは以下の4点。
- 配色
- イラスト
- フォント
- 読みやすさ
では、それぞれ詳しく説明していきます。
デザインのポイント:配色
保育園のWebデザインのポイントで大きく関わってくるのが、「配色」です。
保育園のホームページらしさを表すために、子どもたちが好きな明るい色や柔らかい色などがよく用いられます。パステルカラーのような、可愛らしく優しさを兼ね備えた配色がおすすめです。
また、保育園のイメージに合わせた配色を使うのも重要です。たとえば、「自然」を重視している保育園であれば、緑や茶色などアースカラーを使うなど、配色によってコンセプトや特徴を表現することも可能となります。
デザインのポイント:イラスト
保育園のWebデザインでは、子どもたちが興味を持つものや動物のイラストを上手に活用することも大事です。たとえば、虹やカラフルなガーランド、雲や木、うさぎやきりんなど、壁面制作のようなかわいいイラストを取り入れているサイトも多く見られます。
また、1日の流れやスケジュールなどのページでは、保育園で実施している活動のイラストを使用することでわかりやすく保護者に説明できるページが作れます。
パステルカラーや、明るくポップな印象を持たせるイラストを用いることがおすすめです。
デザインのポイント:フォント
保育園のWebデザインでは、フォントにもこだわってほしいポイントです。できるだけ読みやすく、明るい印象を与えるフォントを使用しましょう。
明朝体のような大人を連想させるようなフォントは使わず、ゴシック系が使用されていることが多いです。
また、フォントサイズにも気をつけましょう。見出しで重要なことはしっかり大きく、説明文などは小さすぎないように注意してください。スマートフォンからのアクセスが多いため、小さすぎる文字は保護者に不快な印象を与える恐れがあります。
デザインのポイント:読みやすさ
保育園のホームページに載せる情報は、読みやすいように整理して掲載するようにしましょう。また、メニューやカテゴリなど、欲しい情報がすぐにわかるように配置するのも重要です。
保育園の方針、施設案内、1日の流れ、アクセス、問い合わせは、保護者にとって重要な情報となるので、わかりやすく提示しましょう。
スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスでアクセスされることが多いので、レスポンシブデザインに対応することが必要です。
保育園のホームページに載せる情報
保育園のホームページを作るには、Webデザインの他にも載せる情報の整理が必要です。
以下ではホームページには、どのような情報を載せればいいのか紹介していきます。
保育園の特色
自分たちの保育園を紹介するにあたって、もっとも保育園のカラーや雰囲気を伝えることができる項目が、保育園の特色です。保育園の特色をしっかりと伝えることで、保護者が保育園を選ぶ際に魅力的に感じることができます。
保育園の特色を伝えるために載せるべき情報は、以下の3つを押さえておきましょう。
- 教育方針
- 施設や設備の特徴
- スタッフ紹介
では、それぞれどのような紹介をすればいいか説明します。
教育方針
保育園の教育方針は、この保育園に預けることで子どもたちがどのような成長を遂げ、どのような教育を受ける事ができるかを伝えることができます。
カリキュラムをしっかりと提示し、保護者が子どもたちの成長について理解できるように紹介しましょう。
施設や設備の特徴
保育園の施設や設備は、子どもたちが過ごす環境に直接影響します。そのため、保護者にとっては非常に重要なポイントになるでしょう。
例えば、屋外遊具や調理室、保育室や手洗場など、いろんな施設や設備を写真を用いて説明するのが効果的です。写真も明るい写真を選び、見栄えの良いものを選びましょう。
スタッフ紹介
保育園のスタッフ紹介を載せている保育園のホームページも増えています。子どもたちと保護者の間を取り持つ重要な役割があるので、担任の先生だけでも掲載していると保護者の安心感が高まります。顔写真が難しい場合でも、先生の人数などはしっかり記載しておくようにしましょう。
連絡先やアクセス
保育園のホームページに載せる情報として、連絡先やアクセスも大事な項目です。
保護者が保育園に問い合わせをするときに、すぐに連絡先がわかるように配置することを心がけましょう。
連絡としてホームページに載せるものは
- 電話番号
- メールアドレス
- 問い合わせフォーム
が一般的です。
連絡先は、ホームページ内のヘッダーやフッターなど複数箇所に掲載することをおすすめします。また、連絡先とともに、対応時間や休園日を記載しておくと、保護者が連絡していいのか悩む必要がなくなるため便利です。
また、アクセス情報も保育園の所在地を知るために重要な情報です。最寄り駅からどれだけ離れているか、簡易的な地図か、GoogleMapなどを掲載しておくと、よりわかりやすいでしょう。
お知らせイベント情報
保育園のホームページ内の情報に、厚みを持たせたいのであればお知らせやイベント情報を載せるのもおすすめです。
保育園でどんなイベントがあるのかをしっかり発信することで、保護者とのコミュニケーションを深め、役立つ情報を提供できます。
お知らせやイベント情報でポイントになるのが、「タイトル」の付け方です。保護者がひと目でどんな情報が載っているのかわかりやすいタイトルをつけましょう。
例えば、「秋の運動会のお知らせ」「親子で楽しむクリスマスパーティー」など具体的な内容が想像できるタイトルをつけてみましょう。
ブログもおすすめ
保育園のホームページに、ブログを掲載するのもおすすめです。ブログは、保育園の日常やイベントの様子を紹介し、保護者の方々に保育園の取り組みや園児たちの様子を詳しく伝えることができます。
また、ブログを通じて保護者とのコミュニケーションを深めることができ、保育園との信頼関係を築くことができます。
しかし、ブログを載せる際にはプライバシーへの配慮も必要です。園児一人一人の保護者に、しっかりと掲載の了承を取るようにしましょう。
まとめ
保育園のWebデザインは、優しくカラフルな配色で作っていくとより馴染みやすいホームページになります。また、イラストを使いながら、保護者が読みやすいデザインで構成することを心がけましょう。
わかりやすく情報を掲載することも大切で、保護者が保育園のどんなことを知りたいかを考えて配置などに工夫する必要もあります。保育園選びの材料にもなりますので、ホームページを作るときは、しっかりと内容を詰めていくことが大切です。